リード獲得から成約までのプロセスを定義して、マーケティングと営業で共通のKPIを定義します。その上で、両部門が必要とする定量・定性の情報を相互にフィードバックできる体制を構築することで、共通認識のもとに協力関係を築きます。
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マーケは
どんな施策をしている?
個人的な感想を言われても
改善ができない。
CVも増えて成約率も上がっているのになぜ売上が下がる?
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マーケティングと営業が異なるツールやデータ基盤で成果を管理している場合、数値が一致せず、共通認識の形成が困難になります。さらに、「マーケはリード数」「営業は成約率」といったように、KPIが分断されているケースでは、「有効率」などの中間指標が抜け落ちてしまい、双方が部分最適に陥りがちです。その結果、部門間の協力体制の構築が難しくなる要因となります。
各リードがどのような流入経路から入ってきたのかを営業が把握できていないと、適切な優先順位付けやアプローチができず、営業活動の効率が下がります。また、マーケティングが新たな施策を実施する際に、その目的や背景が営業に共有されていないと、営業側に不信感や反発が生まれやすくなります。
一方で、マーケティングリードの質を改善するには、リードの質や営業の稼働状況に関する定量的なデータが不可欠です。こうしたデータがなければ、的外れな改善策を繰り返してしまい、成果が上がらない状態に陥るリスクがあります。
マーケティングと営業の連携を強化するためには、リード獲得から成約までの一連のプロセスを明確に定義し、それぞれに指標(KPI)を設定することが重要です。たとえば、「リード」「有効率」「有効リード」「商談率」「商談」「提案率」「提案」「成約率」「成約」といったステップごとに、社内で共通認識を持てるよう定義づけを行います。なお、これらのプロセスやKPIの定義内容は、事業の特性や社内体制によって異なるため、自社の実情に即した形で設計する必要があります。
マーケティングと営業の役割分担を明確にしつつ、双方のKPIを部分的に重なるように設計します。たとえば、マーケが「リード獲得数」、営業が「成約数」のみを指標とすると、間にあるプロセスが分断され、連携が機能しにくくなります。
そこで、マーケの指標を「商談創出」までとし、営業は「リード対応」から「成約」までを担うことで、両者が「有効リード」や「商談創出」などの中間指標を共有できます。このように、KPIを重ねることで、リードの質や売上への貢献に対する共通認識が生まれ、より強固な協力体制が構築されます。
営業がリードに対して適切な優先順位付けやアプローチを行うためには、リードごとの流入経路や背景情報の共有が重要です。また、マーケティング施策に対する「目的」「予算配分」「現状」などの情報を共有することで、営業の不信感を払拭し、協力体制を築くことができます。
マーケが施策の改善やPDCAを回すには、営業活動の状況やリードの質に関する定量的なフィードバックが不可欠です。マーケが適切な改善施策を実施するためには、可能な限り数値で共有する必要があります。
マーケティング、営業(インサイドセールス)で週次の定例会を開催し、KPI進捗のすり合わせを行います。特に、リードから商談、商談から成約といったプロセスのどこに課題があるのかを可視化し、両部門の認識をそろえることで迅速な対応が可能になります。
歩留まりが発生しているステップごとに、以下のような観点で原因を洗い出します。
BtoBでは、ターゲット、商材、社内体制、システム環境によって、Webマーケティングの施策や指標が大きく異なります。一般的な方法論が必ずしも機能するとは限らないため、事業に適した対策を講じることが重要です。BtoBのWebマーケティングでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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